環境関連資格 / 検定

EMS(環境マネジメントシステム)審査員

Q9.監査経験について

A9. 監査経験
… 9.1 第1者、第2者、第3者監査とは?

監査には3つの形態があります(「環境マネジメントシステム審査員の資格基準(AE1100)」6.1項1)参照)。

 

  1. 第1者監査:内部監査ともいい、マネジメントレビュー及びその他の内部目的のためにその組織自身又は代理人によって行われる監査
  2. 第2者監査:その組織の利害関係者(顧客など)又は代理人によって行われる監査
  3. 第3者監査:JIS Q 14001(ISO14001)の要求事項への適合を認証する機関のような外部の独立した監査機関によって行われる監査で、CEARにおいてはIAF加盟の認定機関から認定を受けた監査機関の監査をいう

 

依頼した組織によって実施する監査の種類が異なります。

… 9.2 オブザーバーとしての参加は?

オブザーバーとしての参加は、各組織の中で当然行われているものとして、登録のための要件としては規定していません。そのことから実施の確認も行いません。オブザーバーはJIS Q 19011(ISO19011)の3.11項で「監査チームの一員ではなく」となっていますので、登録の要件である監査経験としては回数、日数とも計上することはできません。

… 9.3 技術専門家としての参加は?

JIS Q 19011(ISO19011)の3.10項で定義されているように、「技術専門家は、監査チームの監査員としての活動はしない。」と明確になっております。そのため監査経験の対象となりません。

… 9.4 複合審査の実績のカウント方法は?

JIS Q 14001(ISO14001)とJIS Q 9001(ISO9001)等の複合審査に参加した場合はJIS Q 14001(ISO14001)の監査に参加した分だけが対象となります。監査項目が全項目にわたっていない場合や、監査部門やその数が不十分な場合は対象とならないこともあり得ます。監査日数としては共通する初回会議、調整会議、最終会議は全ての時間を環境分としてカウントできますが、それ以外の部分は、JIS Q 14001に関する監査の部分のみのカウントとなります。評価判定において申請者の参加実績確認のため、どの監査に何日(時間)参加されたのか分かる資料(計画書やタイムスケジュール表)の提出が求められます。


… 9.5 1日(6時間)を要しない監査とは?

1つのシステム監査が1日(6時間)に満たない場合や、申請者の監査への参加実績が1日(6時間)に満たない場合は認められません。しかし 例えば、あるシステムの1回の監査において、部門ごとの3時間の監査に計3日参加した場合は9時間=1.5日で対象となります。また、複数日での複合監査 実施の場合も、環境分の監査の合計が6時間以上必要です。

… 9.6 チームリーダーはCEAR登録主任審査員でなければならないか?

チームリーダーはCEAR登録主任審査員でなくてはなりません。
ただし、審査員が昇格のための訓練リーダーでの監査では、指導主任審査員がCEAR登録主任審査員であれば、参加した実績は有効となります。

… 9.7 CEAR登録主任審査員のいない監査は有効か?

有効とはなりません。チームリーダーはCEAR登録主任審査員でなくてはなりません。チームリーダーが訓練リーダーの場合は次の9.8項によります。

… 9.8 訓練リーダーが務める監査におけるメンバー経験は有効か?

CEAR登録主任審査員がチームリーダーを務めている監査におけるメンバーとしての経験を求めています。ただし、他の審査員が昇格のために CEAR登録主任審査員の指導のもとにリーダー訓練を務めた場合、監査全体はCEAR登録主任審査員の指揮及び指導のもとにあると判断していますので、メ ンバーの経験として認められます。その場合、推薦書は指導した主任審査員から得てください。

… 9.9 CEAR主任審査員の指揮指導の下とは?

審査員資格の登録昇格における監査実績では、主任審査員の指揮指導が及ぶ体制として監査チームに主任審査員がおり(通常はリーダー)、監査の重要なポイントであるシステム全体の初回会議及び最終会議に申請者が主任審査員と同席していることが必要です。したがって、申請者がマルチサイト審査等で主任審査員が開催しているシステム全体の初回会議に参加せず、別のサイト(部門)で初回会議を開き審査を行うケースがありますが、これは認められません。ただし、審査員資格のサーベイランス・再認証登録申請のための監査実績のみ最終会議にだけ主任審査員の同席があれば認められます。

なお、審査の途中で主任審査員とは別のサイトや部門の監査に分かれることは、認められています。また、主任審査員と分かれて、それぞれ別のサイトで初回会議を行っても、TV会議等で同じ会議として行われている場合は、同席と同等と認められる場合があります。


… 9.10 1年以内の同一システム監査での1年以内とは?

数日にわたっての監査の場合(15日間程度)は、その間隔が9か月以上あれば問題ありませんが、9か月未満の場合はケースごとの適否判断事項となります。ただし、年間の計画で1年に一度5か月をかけて行う監査の場合であれば、最後の部門監査と翌年の監査開始が1年以内でも対象となります。

以上により、結果として一つのシステムの監査だけでは昇格の要件は満たしません。昇格申請者は、少なくとも1件は他システムを監査していただくことが必要です。

… 9.11 マネジメントシステム認証機関の変更に伴う移転審査は有効か?

登録企業が認証機関を変更する際に、マネジメントシステム認証機関が行う移転レビュー審査は有効な監査実績になりません。また、移転のために規定された特別な審査は初回認証審査相当等、同等な審査であっても実績とは認められません。ただし、移転レビュー後の新マネジメントシステム認証機関による再認証審査、サーベイランス審査は通常のカウントとなります。

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