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エコリーフ環境ラベル
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概要

エコリーフ環境ラベルプログラム

  1. はじめに
  2. 目的、役割
  3. 環境ラベルの種類
  4. プログラムの運営体制
  5. エコリーフの構成
  6. 製品分類別基準(PCR)
  7. 製品環境データ検証 (外部データ検証)
  8. 製品環境データ集積システム認定
  9. エコリーフ環境ラベル作成支援システム
  10. エコリーフ環境ラベルの登録公開
  11. エコリーフマークの使用について
  12. システム認定審査員・製品データ検証員

1.はじめに

1997年12月に開かれた京都会議―第3回気候変動枠組条約締約国際会議(COP3)―を受けた政府の地球温暖化対策大綱が策定されるに当たって, JEMAIは,通商産業省 (当時) から,国民のライフスタイルのグリーン化を促す手段としての環境ラベルの位置付けを検討する“環境調和型経済社会における環境ラベルのあり方検討会(委員長:茅陽一東京大学名誉教授)”の設置を要請されました。同検討会の提言を受けて,9月に,JEMAIは,8工業会(※)の参加を得て“新たな環境ラベル協議会”を設置し,わが国におけるタイプIII環境ラベルの開発を始めました。1999および2000年度の試行期間を経て2002年度より本格的に運営を開始したのがエコリーフ環境ラベルです。本プログラムは,製品の定量的環境データをLCA (ライフサイクルアセスメント) の手法で把握し,それを統一された形式で整理し,インターネットなどを通じて開示し,消費者に評価してもらうことを基本としています。

(※)日本鉄鋼連盟,日本化学工業協会,日本アルミニウム協会,日本製紙連合会,日本自動車工業会,日本電機工業会,日本電子機械工業会(当時),日本事務機械工業会(当時)

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2.目的、役割

エコリーフ環境ラベルは昨今地球温暖化や廃棄物問題などへの対応が迫られている中で、企業には、製品の製造、流通、使用、廃棄・リサイクルの全段階を通じた環境負荷を定量的に評価し、その結果を広く消費者の開示することにより、企業と消費者の間に良好なコミュニケーションを醸成することを目的としています。

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3.環境ラベルの種類

一般的に普及している環境ラベルはISO(国際化標準機構)が規定しているタイプ「I」、「II」、「III」の3種類に分類でき、それぞれのタイプには以下のような特徴があります。
この中でタイプ III に位置づけられる「エコリーフ環境ラベル」、製品を造るために資源を採取してから廃棄されるまでの一生「ゆりかごから墓場まで」に環境に与えるすべての影響をLCA(ライフサイクルアセスメント)手法による分析結果でそのまま示し、その内容の優劣の判断は読み手に委ねられています。製品の一生にわたって環境に与える影響を把握することの重要性が日増しに高まっています。

ISOにおける分類等

基本

特徴

運用例

タイプI
(ISO 14024)

基準合格の証明

・基準に対し合格/不合格の判定をする
・製品分類と判定基準を運営機関が決める。
・事業者の申請に応じて審査して、マーク使用を認可する。

エコマーク(日本)
ブルーエンジェル
(ドイツ)
ノルディックスワン
(北欧諸国)等

タイプII
(ISO 14021)

事業者の自己宣言による環境主張

・製品の環境改善を市場に対して独自に主張する。
・宣伝広告にも適用される。
・第三者による判断は入らない。

各事業者

タイプIII
(ISO 14025)

定量的製品環境負荷データの開示

・合格/不合格の判定はしない。
・定量的環境負荷データを開示する。
・評価は読み手に委ねられる。

エコリーフ(日本)
EPD(スウェーデン)
EDP(韓国)
EDPS(カナダ)等

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4.プログラムの運営体制

エコリーフ環境ラベルは透明性、公平性を担保することを目的として社団法人 産業環境管理協会エコリーフ事業センターが事務局を務める下記の委員会体制下で運営されています。

  • 運営委員会
    プログラムの運営方針、事業計画の策定、製品環境データ集積システム認定審査、製品環境データ検証(以下、データ検証)に関わる文書規程類を除く文書規程類の制定等プログラム全体の監理を行います。
  • 審議委員会
    製品分類別基準(以下、PCR)の制定に関わる事項を含む実務上の諸問題を審議します。構成は環境調和型製品及び環境ラベルに関わる知見を有する学識者、LCA専門家、産業人、消費者など10〜15名で構成されます。
  • レビューパネル
    製品環境データ集積システム認定(以下、システム認定)審査結果、製品環境データ検証結果(以下、データ検証)の審議承認とエコリーフ原単位の審議をします。開催の都度審議委員会委員長の指名を受けた審議委員会委員及びLCA専門家、検証・審査熟練者3〜5名で構成されます。
  • PCR-WG
    PCRの制定を目的としてその原案を作成します。該当する製品の製造に関わる製造技術の知識を有する方またはLCA手法を理解している方ならどなたでも参加できます。(1企業、1団体から参加できる人数は2名までを原則としています。)

委員会名簿はこちらのページ (PDF 135KB)をご覧ください。

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5.エコリーフの構成

エコリーフ環境ラベルは
1.製品環境情報(PEAD),
2.製品環境情報開示シート(PEIDS),
3.製品データシート(PDS)の3種類の様式で公開されています。

PEAD:下記PEIDS, PDSのポイントのみを製品概要と共に示す「製品環境情報」*1

PEIDS:PDSの生データをLCA分析した結果を示す「製品環境情報開示シート」*2

PDS:環境からの資源採取や環境への排出を生データで表示する「製品データシート」*3

*1: 略称 "PEAD" - Product Environmental Aspect Declaration
*2: 略称 "PEIDS" - Product Environmental Information Data Sheet
*3: 略称 "PDS" - Product Data Sheet

 

 

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6.製品分類別基準(PCR)

エコリーフで公開される情報は,その製品が属する分野 (製品分類) ごとに,次の項目に関する統一基準に従って処理・計算・整理されたものです。統一基準―製品分類別基準(PCR [Product Category Rule])―は,エコリーフが,公平な基準に従った,比較可能な情報開示であるための前提となります。PCRでは以下の事項を定める必要があります。

  1. 製品および製品に含まれる部品等の対象範囲
  2. データ収集に関する要件および範囲
  3. 適用するアロケーション、カットオフ等のLCA 計算上の諸条件
  4. 適用する原単位、特性化係数の特定
  5. 公開項目の特定および表示方法の設定

現在制定済みまたは検討中のPCRの一覧はこちらのページをご覧ください。

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7.製品環境データ検証 (外部データ検証)

作成されたエコリーフ環境ラベルは,環境マネジメントシステム (EMS) の基礎知識とLCAの実務能力に関するJEMAIの試験に合格し,模擬検証を主な内容とする研修を修了した上で資格登録を行った,外部検証員によって内容がチェックされ,必要な場合には修正されます。もちろん,外部検証員は,ラベル作成事業者から独立した立場でなければなりません。

検証では以下の点を外部検証員によって確認されます。

  1. ラベル作成のために適用されたLCA手法が,エコリーフプログラムで定められ,公開されています“エコリーフ環境ラベル実施ガイドライン”に適合していること
  2. 具体的計算条件などが,対象となる製品分類別基準(PCR)に適合していること
  3. 製品関連データの妥当性(構成部品の質量,材質など)
  4. 収集されたデータの妥当性(完全性,代表性,精度など)
  5. LCA手法におけるアロケーション(配分)およびカットオフ(足きり)の妥当性
  6. LCA計算の正確さ
  7. データの根拠および証拠書類の信頼性

検証結果は検証結果報告書およびPCR遵守性リストにまとめられ,当室(LCA専門家)の評価判定を得て登録・公開が可能となります。

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8.製品環境データ集積システム認定

システム認定とは,エコリーフを作成する事業者が,それに必要な下記の各システムを保有し,それを適切,有効に機能させていることを,エコリーフプログラムが定めて公開している“製品環境データ集積システム要求事項”に沿って審査し,認定することです。このシステム認定を得た事業者が作成した環境ラベルは,企業内検証(内部検証)を終えれば,レビューパネルでの承認を経ずに公開することができます。

  1. 製品データ集積システム
    (製品を構成する材料・部品・ユニットの質量,材質データなどの集積システム)
  2. 製造サイトデータ集積システム
    (製造サイトにおける投入または排出エネルギー・材料・環境影響物質などの種類,量のデータ集積システム)
  3. 物流,使用,廃棄・リサイクルデータ集積システム
    (各段階の環境負荷を算出するための基礎データ集積システム)
  4. データ加工処理システム
    (収集データをラベル開示用データに加工処理するシステム)
  5. データ検証システム
    (内部検証を実施するシステム)
  6. エコリーフ発行システム
    (作成されたエコリーフ環境ラベルを評価・発行するシステム)
  7. データ補正システム
    (公開済みのエコリーフ環境ラベルを補正するシステム)

現在システム認定を取得している事業者の一覧はこちらのページをご覧ください。

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9.エコリーフ環境ラベル作成支援システム

本システムは製品データを入力するだけで共通原単位および特性化係数を用いてインベントリおよびインパクト計算を行い、エコリーフ環境ラベルの様式2-A(製品環境情報開示シート)および様式3(製品データシート)を作成するものです。これを使用することにより、エコリーフ環境ラベルを作成するための計算の手間が省け、効率的に作成することができます。

ラベル作成支援システムの運用について

本システムはエコリーフ環境ラベル作成を希望される事業者様に有償で貸与しています。

■ 貸与の対象者

  1. 製品データ検証を申請された事業者様
  2. システム認定を申請された/取得された事業者様

■ 提供の方法

  • ラベル作成支援システム: CD-ROM1枚(インストールプログラム、操作マニュアル、共通原単位・特性化係数データベース含む)
  • ライセンスファイル(別途、E-mailにて送付します)

詳細は各種資料集ラベル作成支援システムをご覧ください。

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10.エコリーフ環境ラベルの登録公開

外部検証・判定,内部検証のいずれかの方法で登録・公開が可能となったエコリーフ環境ラベルは,登録番号が添付されて公開されます。その方法は,製品への添付,製品カタログや事業者のホームページへの掲載などです。公開範囲は,次の1〜4のいずれかです。

  1. 製品環境情報 (エコリーフ登録マーク付き),製品環境情報開示シートおよび製品データシート
  2. 製品環境情報(エコリーフ登録マーク付き)および製品環境情報開示シート
  3. 製品環境情報(エコリーフ登録マーク付き)
  4. エコリーフ登録マークのみ

登録・公開中のエコリーフ環境ラベルについては以下をご覧ください。

エコリーフ環境ラベル(登録日別)
エコリーフ環境ラベル(製品分類別)
エコリーフ環境ラベル(事業者別)

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11.エコリーフマークの使用について

エコリーフ環境ラベルを登録・公開した製品には製品本体、カタログ、梱包箱等にマークを表示することができます。マークを使用する場合は以下の利用ガイドを参照の上、エコリーフマーク使用申請書のご提出をお願いいたします。

エコリーフマーク利用ガイド

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12.システム認定審査員・製品データ検証員

エコリーフの要員,すなわち,(システム認定) 審査員および (製品データ)検証員は,“エコリーフ環境ラベル実施ガイドライン”および関連規程類 (これらはエコリーフホームページに公開されています)に基づいて実施されます,次のような試験および研修を経て登録され,実務研修を行ったのちに実際の審査および検証業務にあたっています。

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