協会案内

ご挨拶

一般社団法人産業環境管理協会会長 助野 健児

就任のご挨拶

2022年4月より冨澤前会長の後を引き継ぎ、産業環境管理協会の会長に就任いたしました。どうぞよろしくお願いいたします。

現在の国際社会を環境の視点から見ますと、パリ協定の枠組みで世界的に取り組みが進む気候変動への対応を始め、循環経済への移行に向けた資源循環の促進、人や環境の安全性を確保する化学物質の適正管理といった環境課題はその重大性、緊急性がこれまでにないレベルに高まっています。またこれらの環境課題は相互に関連しており、一例を挙げれば、新規資源投入の抑制に繋がる資源循環の促進は、社会全体の温室効果ガス排出削減への重要なアプローチの1つです。また、使用後の製品や生産活動における廃材を新たな資源として有効に活用するためには、化学物質の適正な管理とバリューチェーンでの化学物質情報の伝達が必要です。これら世界規模の環境課題の解決に向けて、その進捗を国際社会が正しく評価できる共通の尺度、すなわち国際標準の拡充も重要な課題です。更に、環境課題は、2030年あるいは2050年といったマイルストーンを踏まえた長期的な取り組みですので、次の時代やさらにその先を担う環境人材の育成が必須であることは言うまでもありません。

日本が脱炭素社会、循環経済の実現を目指し、「経済と環境の好循環」を実践していくために、これまで産業界が培ってきた技術と知恵を生かし、国際社会が直面する難しい課題へ挑戦する意志をもって、産学官で協働していくことが必須です。

当協会は、その社会的な役割に基づき、産学官協働の推進を始め環境分野の諸課題にしっかりと取り組んでまいりますので、会員各社をはじめ関係省庁・関連団体の皆様には、今後とも、変わらぬご支援ご協力を賜りますようお願い申し上げます。

2022年4月1日
一般社団法人産業環境管理協会
会長 助野 健児


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